河畔砂丘 Sand dune である「若宮戸」の十一面山を、自然堤防 Naturl levee と呼んでいる限り、議論は永久に混乱したままです。国土交通省は、堤防をつくらず放置していたのは「自然の」堤防があったからで、その「自然の」堤防を「土嚢の堤防もどき」で代用したのだと、とんでもないデタラメを並べています。砂丘 Sand dune が土嚢 sandbag に化けた経緯を分析します。
「若宮戸」(25.35km)での砂丘の掘削は河川区域外の「民有地」における行為だから止められなかったと、国土交通省は言い訳しています。しかし、「若宮戸」の第2地点(24.75km)での氾濫は、国土交通省(建設省)が、河川区域内での砂丘掘削を許可したことが原因だったのです。