私たちの生活は、「政治」や「行政」の影響下にあるわけで(支配下、というべきですが。もちろん「司法」についても同様です)、このウェブサイトの " fake " のページでは、それらの事実関係について検討しているわけです。
ところで、私たちの生活に対する影響ということでいうと、営利企業が及ぼすものこそ、さらに甚大なのですが、営利企業の所業についての分析・批判は、「政治」や「行政」に対するものに比べて、ずいぶんと手薄なのではないでしょうか。しょせんは金儲けのためのなんでもありの分野だと、変に見切ったうえで許容してしまうべきではありません。
営利企業だって、コンプライアンス重視を掲げ、社会貢献を標榜しなければたちゆかないわけです。営利企業が、公正 justice と信義 faith に反するような所業におよんでいるとしたら、結局のところ、それはみずからの最大目的たる「営利」にすら反するような自己破滅的行為なのです。タコが自分で自分の脚を食うような、営利企業の所業の数々を指摘しようと思います。
一般的、抽象的に論じたところでたいした意味もありませんから、すべて具体的事実にもとづいてことの理非をあきらかにしてゆこうと思います。
このような問題の指摘は、結局、営利企業それ自身のためにもなることかもしれないのですが。